Dovecotの脆弱性(CVE-2017-14461)
Dovecotの脆弱性(CVE-2017-14461)
03/03/2017にDovecotの脆弱性情報(CVE-2017-14461)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
03/03/2017にDovecotの脆弱性情報(CVE-2017-14461)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
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Moderate修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
- http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-14461
- 重要な情報の漏洩またはDoSの可能性
- 重要度 - Moderate
- 特別に細工された電子メールがSMTPで配信されMTAによってDovecotにパスされると、境界外読み取りを引き起こし、重要な情報の漏洩やDoSにつながる可能性が有ります。この脆弱性を引き起こすには、攻撃者は特別に細工した電子メールをサーバに送る必要があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください- Debian
https://security-tracker.debian.org/tracker/CVE-2017-14461
- Red Hat Enterprise Linux/CentOS
https://access.redhat.com/security/cve/CVE-2017-14461
- Ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2017/CVE-2017-14461.html
- SUSE/openSUSE
対処方法
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。
また、サービスの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。
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